アユタヤの寺院達
アユタヤ2箇所目は、ワット ロカヤスタラーム。日本ではワット ロカヤスターと表記されていることが多い、廃墟となってしまっている寺院跡です。
アユタヤはたくさんの寺院がビルマ軍に破壊され、寺院跡ばかり。この寝釈迦も雨ざらし、風さらしでゴロンと寝転んでいるだけ。穏やかな顔だこと。この寝釈迦だけは1956年に復元されました。元々は何年に建てられた物なのか、分かっていないそうです。まぁ、きっと寺院と言っても地震のないバンコクで大した作りではない。そして、戦後も修復はしないのね。
寝釈迦の前で地元のおばちゃんが、お供えをする花と金箔を売ってます。寝釈迦の前にある、小さい寝釈迦に願い事をして、金箔を貼り付けるんですって。私はパス。願いが叶ってもお礼に来るのが大変そうだもん。
2つの寝釈迦を見た段階で、これが世界遺産なら鎌倉の方がすごくない?タイの方、ごめんなさい。と思っていました。まぁ、ガイドさんが何を言ってるのかよく分からなくて、ワットがお寺という意味くらいしか聞き取れてないし。
アユタヤは野良犬が多い。人に慣れていて、噛み付くようなことはないらしいけど、病気を持ってそうなので近づかない方がいいです。
次はワットプラシーサンペットです。
アユタヤ王朝で最も重要な寺院で1448年に建てられました。宮中儀式はここで執り行われたんです。
ここには3塔の仏塔があります。トライローカナート王と王子達が眠っています。ここに宮殿を移し、王専用の仏教儀式の場所にしたそうです。ここもビルマ軍に破壊され、戦後に修復されたそうですが、ただ寝釈迦があるだけの所とは違い、当時のアユタヤの建築などが伺い知ることが出来そうです。
ここには、アユタヤが世界遺産に指定されたと示すボードがありました。
すぐ、脇に象に乗ることができる施設があります。ツアーの料金には含まれていないため、象に乗りたい希望者は1人200バーツで乗ることができました。私は以前、象に乗ったので今回はパスしました。
たくさんの野生のリスがいます。木にエサがくくりつけてあり、たくさんの観光客が写真を撮っていました。リスも病気を持っている可能性が高いので、触ってはダメだとガイドの指示がありました。
ワット マハタート。超有名です。神秘的と言えるのかは疑問だけど。ビルマ軍に落とされた仏像の顔が木の根に取り込まれています。たった300年でこうなったそうです。
もっと大きいのかと思っていたら、意外と小さいのね。写真を撮るとき、仏像よりも高い位置から撮ってはいけないそうです。必ずしゃがむか、前に置いてあるスノコのような物に座って写真を撮ります。
ここは、とても賑わっていました。
この寺院の仏像は、すべて首がありません。ビルマ軍が徹底的に破壊したらしいけど、ビルマも仏教国なのに、どうして仏像の首をはねたりしたのかな?
頭のない仏像の上に、自分の顔をのせて写真を撮らないようにと注意書きがありました。それは、罰当たりだお思うわ。そんなの注意しなくても、するなよーって思うけどね。
どの遺跡も20分から30分の時間で見て回りました。