JJtortueのWonderful Life

小さな田舎町に住んで、働いてるけど、私が見て、経験した事を綴ります。

1人ぼっちベルギー ギャルリー サンチュベール

迷子になった事でも分かるように、私はベルギーについてほぼ下調べなしで来ました。ガイドブックで見た限りだと、とても小さい街で観光地も密集しており、行けばなんとかなる!なんて思ったのよ。でも何とかなるのは英語圏の国。ブリュッセル公用語はフランス語で、駅の名前も読めない。パリはまだ英語表記も多かったけど、ブリュセルはあまり見かけません。とりあえず、Google mapをグランプラスに目的地セットして歩きます。無事にブリュッセル中央駅に来ることが出来たから良かったけど、ここは外国で私は1人ぼっちなんだって、肝に命じて行動しなくちゃ。アントワープまで時間があれば足を伸ばしたいと考えていたけど、すでに予定はかなり遅れている。

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ブリュッセルもヨーロッパだけど、パリとは違って小ぢんまりしてる。フランスより北に来たけど、全然寒くない。おかしいなぁ、ガイドブックには日本より寒いって書いてあったのに。

グランプラスの近く、少し手前に素敵なパッサージュがありました!なんか、ヨーロッパらしい〜

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ギャルリー サンチュベールです。ここは1847年に建てられたアール・ヌーヴォー建築のアーケードです。ガラスの天井からは光が差し込み、雨の日でものんびりショッピングを楽しむことが出来ます。ヨーロッパ最古のアーケードと言われているらしく、革製品や帽子屋、ジュエリー店にカフェが並んでいる。そしてベルギーと言ったらベルギーチョコレート。

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ショーウィンドウを眺めているだけで、とても素敵な気分になれちゃう。

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欲しいな。帽子、買っちゃおうかな。

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日本でも有名なチョコレートショップがあって、美味しそう!お土産を買うのはまだ早いので、今は見るだけ。日本でも買える!とか思って覗かないのはダメよ。日本より安くゲットできちゃいます。ベルギーって、本当に街を歩くとチョコレートショップで嬉しすぎる。便利さ、大きさは日本のショッピングモールだけど、パッサージュって趣きがあって素敵。どっちかと言うと観光客向けの施設になってるのかな。

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1人ぼっちベルギー ブリュセルで迷子

高速列車のタリスはあっという間にブリュッセルに到着しました。タリスはブリュッセル南駅に到着します。私はレイルヨーロッパのサイトからチケットを購入していました。そのバウチャーに旧市街に近いブリュッセルセントラル駅まで含まれると書いてあったので、切符は購入せずに乗り変えます。

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南駅です。そして、事件は起こった。ブリュッセルと言ったらベルギーの首都で、その中央駅なんてどの列車に乗っても着くだろうって勝手に思ってた。南駅から中央駅まで歩いて20分と書いてあったので、地下鉄の方が早いって。そして、ここの公用語はフランス語。駅の文字がチンプンカンプン‼️地下鉄の改札付近で中央駅に行きたいと誰に聞いても知らない!って答え。何故?答えは中央駅は地下鉄の駅ではないから。それに気付くまで30分はかかってる。そして、鉄道の駅に戻り、中央駅に行きたいのですがとインフォメーションで聞いたら11番線だと教えられてホームに行くと、すでに列車が停まってる!慌てて電車に乗り込むと、数分で列車は動き出した。しかし、南駅から中央駅まで徒歩だと20分のはずが、20分たっても列車は停まらない。あれ?あれ?外の景色は都会の景色から農村の景色へ変わった。まぁ、次の駅で降りればいいか!そして、車掌の切符拝見が来た!マズイ!この列車の切符持ってない!高い罰金をしはらえって言われるかな。仕方ない。

すみません。実は私は乗る列車を間違えたみたいです。私はブリュッセル中央駅に行きたかった。私は旅行者なので迷ってしまった。と謝った。車掌さんはいい人でタリスのバウチャーを見せると、次の駅で降りたらホームと何時に電車が来るのか、2つ目の駅で降りること、何時に私が目的地に着くのかもメモに書いてくれて、have a nice tripと罰金も取られなかった。ありがとう、車掌さん。しかし、次の駅に着いたのが45分後位。ゲントという街でした。

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駅は立派だけど、特に周辺に何もなし。これも旅の醍醐味!一時はどうなるかと思った。私は11番線ではなく、12番線にいた電車に乗ってしまったのでした。外国で迷子になっても何とかなった!自分の英語力の上達に自信が持てた。だって、事情を全部英語で説明してるんだもん。たぶん、皆さんは事前に調べて、私みたいに現地で焦ることはないのかもしれない。下調べって大事ねぇ。

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予定より、だいぶ遅れてブリュセル中央駅に到着しました。ベルギーです!私は今回が初ベルギーなんです。訪問国がまた1つ増えました。

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ここから歩いてグランプラスに観光に向かいます!

 

 

1人ぼっちのパリ タリスでベルギーへ

パリ3日目!今日はベルギーのブリュッセルに行きます。日本からタリスという高速鉄道を予約しました。朝8時25分パリ北駅発です。ネットで手荷物検査があるので1時間前に着くようにした方がいいと書いてあったので、5時半にアラームをセットしました。私が宿泊するオペラ座近くから地下鉄やタクシーを使って行くブログをたくさん読みましたが、私は路線バスを使って行くことにしました。ホテルの目の前にバス停があるし、地下鉄の場合は乗り換えが必須。時差ボケのせいか、ボーッとした頭で身支度。

あまりネット検索しても出ていなかったんですが、オペラ座付近からパリ北駅に行くのに42番のバスが使えます。H&Mの前の通りを少しラファイエットとは反対の方向に行くとバス停があります。

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朝7時頃のパリは暗くて、人通りが少なくて焦った。

私はホテルのフロントにバス停どこ?って聞いた。ロワシー?って聞き返されたので、違う!パリ北駅に行きたい!と話したら教えてくれた。私の泊まったホテルは毎回、外出の時は鍵をフロントに預けろと言われていました。時刻は調べてなかったけど、朝の通勤時間帯だからすぐに来るだろうと油断していたわ。でもバス停でバスが何番のバス停にいるか表示されます。私は約10分の待ち時間でバスが来ました。朝7時のパリは暗いし、車も少なくて、10分くらいでパリ北駅に到着。当然ナヴイコが使えますので、タクシーを使う必要はないかな。路線バスは旅行者は敬遠しがちよね。でもパリのバスは便利です。たくさん走ってるしね。観光で歩くんだから、移動の時は体力を温存しましょ。

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パリ北駅です。ネットでは治安があまり良くないとありますが、私は特に感じませんでした。バスは駅の目の前に停車するし、中は人が大勢います。ビブスを付けた人が案内スタッフなので、分からなければ彼らに聞けばいい。

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ホームが見えなくて、ちょっとビビり気味。朝ごはんにはカフェやブーランジェリーがあるので時間調整にも利用できます。とにかく奥に行けば分かるだろう!

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これを見つけられれば安心。青い画面が出発で、緑の画面は到着です。でもね、1時間前になっても出ない。試しにビブスのスタッフにバウチャーを見せたら、10ばんのホームだ!と教えてくれた。そして、10番のホーム前にはすでに大勢の人がいたわ。しばらく待った後にゲートがオープンして乗車開始。手荷物検査はなかった。コーチ1輌ずつにスタッフがいて、乗り込む時に彼にバウチャーを見せて、席を確認。

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ブリュッセル往路は1等車両にしました。席は7割が埋まっていました。でもほとんどはビジネスって感じ。フランスからベルギーに入ってもパスポートチェックもなし。乗り込む時にもなかったけど。

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中学の修学旅行以来、新幹線にさえ乗ったことがない私ですが、何とかヨーロッパの高速鉄道に乗ることが出来ました。ブリュセルに向かいます!

 

1人ぼっちのパリ サモトラケのニケ他

私が1番見たかった作品です。これの場所が分からなくて迷いました。

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サモトラケのニケ勝利の女神ニケの像です。英語だとwinged victory ギリシャサモトラケ島で発掘されました。大体、紀元前200年の頃の作品なので、2000年以上前なのよね。大理石製で、ルーブルのダリュの階段に展示されています。船首に立っているのは海戦の勝利を祝っているから。大きな羽に、布の表現力は本当に紀元前の作品なのか?と思ってしまう。

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布の下に女性の身体が浮かび上がっているのが分かる。これを大理石で表現している。作者は不明らしいが、素晴らしい表現力だと思う。この大きな羽はスポーツ用品のナイキのロゴマークの元となっている。ナイキという名前も勝利の女神ニケからとったものです。世界中にレプリカがある事でも知られていますが、日本にもたくさんあります。確か、長野の美ヶ原高原美術館にあるので、フランスまで行くのが面倒なら日本でも見れますが、紀元前に作られた本物は、ルーブルです!

 

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これはドラクロワの民衆を率いる自由の女神と言う作品です。マスケット銃を持ち、フランス国旗で民衆を率いているのは、マリアンヌと言う女性です。

シルクハットの男性はドラクロワ自身だそうです。マリアンヌはフランス共和国の象徴、擬人化されていて、実在の人物ではない。原題は民衆を率いる自由で女神が付いているのは日本だけ。彼女が被る帽子はフランス革命時の自由の象徴です。

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オダリスクです。解剖学を完全無視した作品で、発表時にはものすごいバッシングを浴びました。モデルはナポレオン1世の妹でナポリ王妃のカロリーヌ ミュラですね。作者はドミニクアングル。オダリスクとはイスラムのスルタンに仕える女奴隷の事だそうです。確かに、この背中は人間じゃないよね。この長く引き伸ばされた背中の曲線で、官能性を見せたのね。

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そして、ドゥノン翼にあったミュージアムショップです。まだお土産を買うのは早い!と思いつつ、でもショップのある部屋も素敵。

 

せっかく夜間開館を選んで来たのだから、オベリスクだとか、ミロのヴィーナスやハムラビ法典も見たい!でも足がむくんで辛い!もう歩くの辛い!結局、ドゥノン翼だけ見て私はルーブルを後にしました。エッフェル塔の形をした歯ブラシを亀吉と後輩のお土産に購入しました。時差ボケのせいもあり、すぐにでも眠れそうです。昼間は暑いくらいだったけど、夕方にはだいぶ寒くなって来ました。地下からメトロに乗ったので、夕暮れのルーブルの外観も見てません。1人のいい所は自分のペースで突然の予定変更も有りの所です。

 

 

 

 

1人ぼっちのパリ モナリザ

ルーブル美術館って広くて、人が多くてまるで迷路のようで、見たい作品を目指すだけで疲れる!どうして私はルーブルの見学時間を半日しか取らなかったんだろう。

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ドゥノン翼のフランス大型絵画の展示室のモリアンの階段の場所にカフェ モリアンがありました。大勢並んでいるみたいだけど、店内に席の空きがあるので、並んでみました。人の流れを見ていると、テラス席に人が流れていってたので、店内は空いてるのね。ヨーロッパの人達はテラス席が大好きなの。

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お腹は空いてないし、ファーストフードのようにカウンターで注文してから、自分で席に着くスタイル。今日はオレンジジュースにしました。今まで、パリ では水が不味いと感じた事ないけど、ビンに入ったジュースが冷えていて、美味しそうに見えた。

こっちでは、飲み物に氷は入っていません。

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元々は宮殿だけあって、階段や天井画もすごく素敵。日本の美術館は目の高さに1列に絵画が並ぶ展示方法が多いのかな?って思うけど、壁一面に展示されていたり、天井まで細かい細工で描かれていて、時間がどんどん過ぎていくの。朝は寒かったけど、午後になると20度を超えてるし。暑いよー!

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あ、出た!たぶん1番有名な絵画ですよね。レオナルド ダ ヴィンチ作のモナリザ。噂では聞いていたけど、小さい。写真では分からないわよね。

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少しは分かるかしら?人の多さと、絵の大きさが。

この絵は1500年頃の作品と言われ、フランスの国有財産です。この作品のモデルはイタリアのリザ デル ジョコンドと言う裕福な絹商人の妻で、レオナルドは新築祝いと2男出産のお祝いとして制作したと文献に書かれています。この作品が名を挙げたのは1911年8月21日にルーブルから盗まれた事で挙がった。ルーブルはこの盗難事件により7日間も閉館しました。

モナリザが戻ったのは2年後。犯人は元職員のビンセンツォ ペルージャでイタリア人でした。彼はイタリア人であるレオナルドの作品はイタリアにあるべきだと動機を話しています。結局、彼は愛国者として賞賛され懲役6ヶ月という軽い刑だったそうです。1913年にルーブルに戻りました。1956年に観客に酸を浴びせられ、同年、石が投げつけられると言う事件があったので、現在では超分厚い防弾ガラスのケースに収められました。

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このモナリザ、アップにして口元を見ると、ぜんぜん笑っているように見えないの。でも、少し遠くから、少し斜めの角度から見ると微笑んでいるのよ!

これはスフマーラ技法という絵画技術だけどレオナルドほどこの技術に長けた人はいなかった。天才レオナルド ダ ヴィンチね。本物のモナリザが見れたのは本当に嬉しくて、幸せな瞬間でした。ただ、さすがに世界的な有名作品だけあって、すごく人がたくさんいました。何回でも見たい!と思える作品でした。2010年時点でモナリザの評価は7億2千万ドル日本円にすると約813億円!価値が高すぎて保険に入れないから、その分を保安費用にしてるんですって。

私も絵でも描こうかな。

 

 

 

 

1人ぼっちのパリ ルーブル② ドゥノン翼

ルーブル美術館の各ウイングに行く前のロビーにたくさんの言語で書かれたパンフレットが置いてあります。もちろん日本語もあるので、1枚貰ってね。

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ドゥノン翼に入りました。ここが1番人気のあるウイングだそうです。私の失敗は、まずオーディオガイドを借りてその通りに進めばいいだろうと考えて行ったこと。午後3時頃だったと思うけど、日本語のオーディオガイドはもうないと言われた。そんなことあるの?それとも意地悪?最初から私の計画は頓挫してしまいました。こうなったら、パンフレットを見ながら進むしかない。

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最初に見つけた名の知れた作品は、アモルの接吻で蘇るプシュケです。愛の神アモルと美しい乙女プシュケです。プシュケの美しさに嫉妬した美の女神ヴィーナスが息子のアモルに1番醜い男と恋に落ちるようにしろと命じました。でもアモルはプシュケに一目惚れしちゃうのよ。まぁ、色々あって2人は結ばれるんだけど、アモルは絶対に自分の顔を見てはいけないとプシュケに言うの。でも好奇心旺盛な彼女はある晩、ランプで恋人の顔を見てしまうの。約束を破った彼女にアモルは激怒するの。そして、彼女は彼を探しに行くんだけど、ヴィーナスが彼女に試練を与えるの。それは絶対に開けてはいけない小瓶を持って帰ることでしたが、ここでもプシュケはそれを開けてしまいます。プシュケは仮死状態になった所にアモルが駆けつけたという場面です。

アントニオ カノーヴァの作品です。まるで生きてるように思わせるわよね。大理石に生命を吹き込んだよう。この作品は発表直後から大人気でレプリカもすごく多いとのこと。はぁ、ため息しかでない。

 

えー、ルーブルは迷うので予習を!とガイドブックにも書いてあるし、そういうブログもたくさん見ましたが、私は大丈夫でしょ。とか思ってました。でも迷いました。パンフレットの地図を見ながら移動してるのに、自分がどこにいるのかも分からないの。頭の中は???がたくさん。

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そして、写真が下手過ぎるけど、カナの婚礼ですね。パオロ ヴェロネーゼの作品です。私達日本人はカナが女性の名前に聞こえるけど、地名です。カナと言う場所での婚礼でイエスは水をワインに変えると言う奇跡を披露しました。それはイエスの最初の奇跡とされ、弟子達がイエスが神の子であると信じ始めたきっかけとなった出来事です。

この頃の婚礼の宴は1週間続いたと言われ、途中でワインがなくなってしまったのを、聖母マリアがイエスに言います。初めイエスはまだ私の出る幕ではないと言うんだけど、使用人に大きな水瓶に水を入れて世話役に持っていけと言うの。世話役の所に行くと、すでに水は上質なワインに変わっていたという聖書の話を描いたものです。

色使いが斬新で、すごく綺麗でした。 有名な作品だけど、モナリザのすぐ近くにあって、大きさをつい比較しちゃう。元々はヴェネツィア修道院の壁にあった物をナポレオンがルーブルに運んだと言われる作品です。

 

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これを探すのに迷った!地図には載ってるんだけど、なかなか辿り着けなくて半分諦めかけていた時にあれ?何故ここに?見れて良かったぁ。

これはルーブルで2番目に大きな絵画です。超有名な絵画、ナポレオンの戴冠式ですね。作者はジャック ルイ ダヴィッド。彼の事はよく知りませんが、ナポレオンの首席画家だったそうで、政治的にナポレオンを敬愛していました。

当時、キリスト教国家であったヨーロッパの国々はまず、神と同格のローマ法王、その下に各国の国王、その下が皇帝なのです。戴冠は位の上の人が即位の承認として冠を授ける事です。ナポレオンは神と同格のローマ法王をフランスに呼びつけました。普通ならナポレオンがバチカンに赴くのですが。そして、ナポレオンの戴冠式なのに、ナポレオンがジョセフィーヌに戴冠しているじゃん!って思いませんか?ナポレオンはわざわざフランスにローマ法王をフランスに呼びつけたにも関わらず、自分で自分に王冠を被せたのです。ダヴィッドは自分で冠を被った瞬間のナポレオンを描こうとしたけど、ジョセフィーヌがそれは挑発的過ぎると進言して書き直されたらしいですよ。この絵には修正の跡があると有名な話があるけど、私には分かりませんでした。

 

そして気付きました。この調子で観ていたら、私は本当に残りの時間をすべてルーブルで過ごしても終わらないでしょう。こりゃ、あと何回この美術館に来たらいいのか。と途方に暮れたわ。

 

 

1人ぼっちのパリ ルーブル美術館①

美術館に入る前に、同じ敷地内のショッピングセンターにあるフードコートで腹ごしらえです。時間もズレていたせいか、空いてました。

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アジアンフードのお店はあった。スペイン料理、イタリア料理、ハンバーガー店とある中で私はパエリアを注文。前にバルセロナで食べたパエリアを思い出したのよ。

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クレームブリュレとコカコーラと3品で17€。パリ は本当に外食費が高い。円にすると2200円だもん。

まぁ、チキンも大きくてエビもあって、豪華だけどね。でも、お米が食べられて幸せ。

私が最後にルーブルに来たのは、この日は夜間開館の日で夜の9時までオープンしているからなんです。

ネットで色々調べたら、さすがに世界一の入館者数を誇る美術館で、空いてる日なんてないと言うことが判明。この時は夏休みも終わった後なので、比較的、空いてる時期ではあったみたいだけど。

 

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ピラミッドの下の逆ピラミッドです。

ルーブル美術館は、元々は12世紀に建てられた宮殿。ルイ14世ヴェルサイユに宮殿を移して、宮殿の役目を終えました。美術館としては1793年8月10日開館。ルイ16世の処刑の1年後。まぁ、元々は宮殿と言うこと、全ては王室の財産だったのが、フランス革命で国有財産へ変わったのね。国は市民による美術品の破壊や略奪を恐れて、早々に美術館にしました。最初は王のコレクションに亡命した貴族のコレクションや教会から没収した美術品、その後、ナポレオン1世がやりたい放題で外国から略奪して来た美術品が増えた。ナポレオン失脚後に返還させられているけど、未だに未返還だったり、条約の代わりにもらったり、交換したりと、残った美術品もあります。有名なのが カナの婚礼。後からお金を払って買い取ったのもあるそうです。

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第2次世界大戦の時などは、ほとんどの美術品は避難しました。1940年代にドイツから解放された後に、美術品は戻り、1980年代のパリ 改造計画で、ガラスのピラミッドが制作され、ショッピングセンターがオープンして、現在では38万点のコレクションを1日15000人が来場、うち外国人観光客が65%を占める、世界一の美術館と言っても過言ではない美術館になりました。現在は国からもらう補助金は主な収入源ではなく、映画の撮影、美術品の貸し出しなど、営業活動も活発で、ルーブル アブダビルーブルの名称を30年使用出来る権利は4億€だそうです。

 

ここも、当然にミュージアムパスが使用出来ます。

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入場は各翼、ジュリー翼、リシュリー翼、ドゥノン翼と別れており、パンフレットも音声ガイドも別れていて、チケットの提示は翼を移動する毎にあります。音声ガイドは5€なので、翼を全て回るなら15€必要になるって事。私が行った時は日本語の音声ガイドはすでになくなっていました。

私は、まずドゥノン翼に向かいました。ここには、サモトラケのニケやナポレオンの即位、そしてモナリザがあります。全ての作品をじっくり見ると1週間通っても足りないらしいので、ある程度は目的とするものが、どこにあるのか事前に調べておかないと絶対に迷います。私は調べていても迷った。ちなみに、1日15000人も人が集まると嫌になるのか、それとも元々のフランス人気質なのか、スタッフは全てつっけんどんって感じです。多分、外国の常識なんでしょうね。