JJtortueのWonderful Life

小さな田舎町に住んで、働いてるけど、私が見て、経験した事を綴ります。

1人ぼっちのパリ オランジュリー美術館

パリ の3大美術館はルーブルとオルセー、そして国立近代美術館です。その他にも小さくて素晴らしい美術館が数多くあるのは、芸術の都として名高いパリ だからこそ。このオランジュリー美術館も小さいながらもチェイルリー公園の中、コンコルド広場前、ルーブルとオルセーのすぐ近くという立地の良さに加えて、モネの睡蓮という名画の展示が素晴らしいという評判にあります。

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元々オランジュリー美術館は、ナポレオン3世が建てたオレンジの栽培小屋で、その造りは太陽の光をたくさん取り入れていたので、モネの希望もあり美術館にしました。睡蓮はモネの代表作で、最後の作品です。オープンはモネの死からすぐの1927年。60年代に改築や増築で睡蓮の間には太陽光が入らなくなってしまっていたのを2000年から6年に渡って改装されて今の形になりました。

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モネは死の直前まで、この睡蓮の8連作を描き、家族に先立たれた悲しみを癒そうとしていたのね。

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睡蓮の展示室の中央には楕円形の椅子が置かれているので、そこに座って様々な角度からこの睡蓮を見ることが出来ます。モネは晩年に視力を失いかけたらしく、これ睡蓮?と思うところもあるけど、光の描き方が素晴らしい。視力の落ちた目でも光は認識出来たんでしょうね。

地下にはカフェとミュージアムショップ、そしてルノワールピカソと言った作品の展示もあります。

この小さなオランジュリー美術館はミュージアムパスが使用出来て、尚且つ優先入場もありだけど、私の行った時には特に行列もなくスムーズに入場出来ました。午前中から歩き詰めでクタクタで、睡蓮だけじっくり見て、退散してしまいました。パリ 散策のスケジュールは、ゆっくりしたスケジュールを組むのをお勧めします。そして地下鉄だけではなくバスなども駆使して観光するのがいいわね。

 

次は元々は駅舎だったことで有名なオルセー美術館に向かいます。セーヌ川を挟んで、向こう岸に見えます。