ミュンヘン到着
ザルツブルクを後にして、私達は最終目的地のミュンヘンに来ました。先にミュンヘンの空港でレンタカーを返却。予定より早く返すので、安くしてください。と係の人に頼んだら、I think noという冷たいお返事。私達はミュンヘン中央駅の駅から本当にすぐのホテルを取り、チェックインしたのは午後8時頃。疲れちゃって、私は駅の地下でサンドイッチを買って、夕飯は部屋で大人しく食べました。友人はホテルのバーに行ってましたが、私は疲れが出て、早く休むことにしました。
ミュンヘン中央駅も、フランクフルト中央駅みたいに素敵なのかと思ったら、こちらは普通だった。でも、大都市の中央駅だもの、人は多いし、とても大きい駅だった。
Novum Hotel München Am Hauptbahnhofカタカナで書くとノーブムホテルミュンヘンアムハウフトバーンホフ。駅から雨が降っていても濡れずに済むくらい目の前。狭いし、バスタブもないけど2泊で1万円を切る安さ。交通の便はいいので、次回もここに来てもいいかな、と思える。だってホテルでは寝るだけだもん。他のホテル同様に、部屋に冷蔵庫はありません。ベッドはヨーロッパサイズ。日本のシングルベッドより小さいわよ。特に特筆すべき点もないので、ホテルの写真は忘れました。
ミュンヘンはドイツの南部。バイエルン州の州都です。英語ではミューニックと言います。ベルリンやハンブルグに次いで3番目に大きい都市です。人口は140万人を超え、住みやすい街の上位に入る都市です。12月の平均最低気温はマイナス3.5度。平均最高気温は3度。第一次世界大戦の時はナチ党の本拠地となってしまい、第二次世界大戦の時は6年間で71回も空爆を受け、街は壊滅状態に陥るの。でも、ミュンヘンは細部に渡る再建計画を成功させ、今ではほとんどの市民は経済的繁栄を享受して、生活を謳歌しています。ドイツの中では1番物価が高いとされているけど、犯罪率は低い。確か税率は19パーセントだった。日本は10パーセントくらいでゴチャゴチャ言ってちゃいけないね。
ただし、スーパーで食品を買うと7パーセント。税率が2種類あるから、税込表示されてるわ。スーパーでお酒を買うと19パーセントだけどね。ドイツに来て、ドイツ語が話さなくて困った時はありません。私が話す人は、みんな英語が話せました。私が話したのはチャオくらい。イタリア語じゃない?と思いきや、お店で会計を済ませて帰る時は、必ずチャオでした。ドイツ語になってるんですって。そう言えば、入国審査の時もチャオって言われた!
そろそろ旅も1週間。
疲れが出て来てもおかしくない。いや、疲れたし。ちゃんと水を買う時、without Gus?と聞くのを忘れなかったし。でも、美味しくない水だった。早く寝て、残り2日のミュンヘンを楽しみます!
ミラベル宮殿 ザルツブルク
荒天のハルシュタット を後に、私達はザルツブルクに戻ります。今夜はミュンヘンに行こうと思ってたけど、ザルツブルクで何も見てないから。モーツァルト誕生の地で、サウンドオブミュージックの舞台。宮殿だってあるし、見ないで帰るのは寂しいもの。
ホーエンザルツブルク城です。この街の標高は400m以上あり、人口は15万人の大都市。歴史地区は世界遺産に認定されています。ザルツァッア川を挟んで南側にモーツァルトの生家や、大聖堂があり、北側にはミラベル宮殿や、カプツィナー修道院があります。全部を見ている時間はないので、まずはミラベル宮殿へ向かいました。
この宮殿は1606年に大司教が愛人とその子供達のために建てました。当時の大司教はどれだけ偉かったのかは知らないけど、愛人のために建てた事は非難されたみたい。今だったらクビよ。現在は行政の事務所などで使用しています。ここの広間ではモーツァルトも演奏した経験があるわよ。
そして、ミラベル庭園。神話と伝説が題材にされてます。サウンドオブミュージックの舞台よね。
ちょっと寂しいけど、有名なペガサスの噴水です。周りにはギリシャ神話の神々の彫刻が並び、まさにここで、ドレミの歌を歌いながら、女家庭教師の周りを子供達が踊るシーンの撮影地。
まぁ、サウンドオブミュージックの映画はほとんど見たことないんだけど。たくさんの観光客で賑わっていました。今回の旅行はお天気に恵まれずに残念。旅行ってお天気も大事よね。
ミラベル宮殿の前の広場も、クリスマスマーケットがありました。本当に、国によって売ってる物も、雰囲気も違うの。、グリューワインの味も違う。私はここでも美味しいグリューワインを頂きました!
ヨーロッパはアジア人差別とかあるって聞いたことあったけど、どの屋台の人もとても親切だし、英語しか話せない私に、分かりやすい英語で話しかけてくれました。今回の旅行中に一度も嫌な思いはしてません。ただ、私達の国にはチップの習慣がないから、友人にチップは10パーセントと何度も言ったけど、チップを渡そうとしないのよね。渡しても本当に少しだけ。すごく恥ずかしかった。日本人ケチだと思われたら、私の友人のせいかも。その土地の習慣があるんだから、旅行中にはそれも楽しまなくちゃ。
ガストホフツァウナー
ハルシュタット は、目の前のハルシュタット 湖で取れるニジマスの料理が名物だそうです。天気が悪くてよく分からなかったけど、ものすごく透明度が高く、それは美しい湖なんだって。
あんなに低い所に雲が出来ています。ハルシュタット はとても小さい街なので、1時間もせずに観光出来ます。私達は昼食を取るために、see hotelの中にあるガストホフツァウナーというレストランに行きました。
街の中心部にある広場に面していているホテルの中にあるレストランです。ネットの情報だと予約しておいた方が無難らしいけど、この日は先に余裕があったみたいで、すぐに窓際の席に案内されました。
ハルシュタット では有名店らしいわ。ネットで評判の店だけど、小さいレストランだった。半分くらいが中国の方だったわね。
寒かったので、やっぱりスープ。この薄切りは何?牛のコンソメスープを頼んだはずだけど。それに、デカイ!後から調べたら、これはパンケーキ!オーストリアの家庭料理のスープでした。私はこのスープでお腹いっぱいになりました。
そして、パスタ。これもすごくボリューミー!絶対に食べきれない自信があるし、見ただけで、満腹。
お腹一杯のせいもあってか、そんなに美味しいとは感じなかった。友人はシュニッツェル。オーストリア料理なんだけど、チキンカツ。数口もらったけど、フライだけど、香ばしくて、サッパリした感じ。これは美味しかった。
この日は運転があるので、お水。これは美味しかったな。オーストリアは水道水が飲めます。水道水は硬水だから、美味しくないらしいけど。
特にサービスもいいって程ではなく、待ち時間が長い訳でもなかった。ネットで日本語メニューがあると書いてあったけど、私達に出されたのは英語メニューだった。
湖を眺めながら、一休み。結局ビール飲んでます。
晴れだったら、綺麗だったろうなぁ。このヨーロッパ旅行でこんなにアジア人だらけの観光地は初めてだな。中国では偽物のハルシュタット を作っちゃったんですって。中国の文化だってすごく素敵なんだから、ヨーロッパの真似しなくていいのにね。中国人の旅行者は団体でいるからな。
ヨーロッパではこういう除雪車が雪の降る山道を猛スピードで走っています。日本にもあればいいのに。結構、除雪は対応が早くて助かりました!
世界一美しい湖畔の街
ザルツブルクに1泊して、私達は同じくオーストリアのハルシュタット へ向かいました。ハルシュタット 湖の湖畔に家々が建ち並ぶ景観は、ネットやガイドブックによく使われてます。オーストリアの代表的な景観として街が世界遺産に登録されています。人口は1000人もいない本当に小さい街です。
この日は雪。ベンツなんかでこんな雪道を走っていいのだろうか?と思うくらいの雪。ハルシュタット に着いても帰れるかな?私達はドイツ語のナビが使えなくて、スマホのgoogle map を使って移動してるけど、天候は考慮していないらしく、しっかり山道を走らされました。
雪景色も綺麗です。ものすごく寒いけど。
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ハルシュタット の街は車の乗り入れが出来ません。街の入り口にはゲートがあり、住人の車しか入れない。私達は迂回路の途中にある駐車場に車を停めました。階段を少し降りると、街の中に降りることが出来ました。湖の入り口駐車場から街中は少し距離があるわよ。
うーん。私の知ってるハルシュタット は本当に緑が多くて、可愛いカラフルな建物が湖の湖面に映って本当に綺麗でした。でも、天気悪いし、全体的に灰色で、観光客がたくさんいたけど、たぶん9割が中国人だった。
駐車場から街に降りた所。オーストリアは岩塩が名物みたい。
ホント、中国人団体客がほとんど。街の中には数件ホテルがあるみたい。
本当に小さな街。ここに住んでいたらあまりに小さくて嫌になるかも。でも、建物はカラフルで、春の花が咲く時期は美しいんじゃないかな?って想像出来る。
湖が増水しないのかな。世界一美しい湖畔に街は、ちょっと寂しかった。
私はこの街でお土産に岩塩を購入しました。
ザルツブルクの夜
ノイシュヴァンシュタイン城はお天気は良かったが最高に寒かった。-8度。車があったからしのげたけど、北海道に行った事のない私は初めての経験でした。この後、私達はオーストリアのザルツブルクに向かいます。
しばらく、景色は変りません。友人はノイシュヴァンシュタイン城の麓で、軽く食事をしているので本日はお昼抜き。途中のショッピングセンターで私は数年ぶりにマックを購入したけど。セットのドリンクはcoke or Fanta?と聞かれて、それしかないんかい!と突っ込みたくなったけど。その2つは日本と同じ味。じゃコーラで。デカイサイズでもいいもん。
ドイツはトイレが有料の所が多いです。50セントくらい。ショッピングセンターなんかはその分の金券が帰って来ます。小銭持ってないとトイレにも入れません。でも有料だけあって綺麗です。障害者用はフリーでした。
ザルツブルクに着いた時は真っ暗。でも午後5時よ。
一緒に旅している友人と些細な事で、軽い喧嘩したの。ここではシングルルームを2部屋取りました。
フロントの説明だと、賑やかな場所はホテルから歩いて20分以上かかるとの事。バスもあるよ。と言われた。今夜はおのおの個人行動しようとなり、私は食事だけ出来ればいいやと思い、教えてもらった方面へ歩きました。
想像していたより、華やかではない。確かモーツァルトが産まれた場所よね?歩いている人もすごく少ないし、お店も開いてない。ヤバイ場所ではないよね?
クリスマスの飾りもあるけど、今まで来た街の中ではすごく少ない。日本より少ないかも。
その中で、ある建物に大勢の人が入っていくのを見つけたの。親子連れもいるし、1人で入って行く人も、大きい駐車場もあるし、ショッピングセンターかな?と思って着いていったら、ビアホールだった。すごく大きくて、賑わってました。えぇ?車で来てる人いるよね?ビールもおつまみもセルフサービスのその店で軽くお腹を満たすとそそくさとホテルに戻ったわ。
この部屋を1人で使いました。今までのホテルの中で一番広い。バスルームも無駄に広かった。でもバスタブなし。なんか、東ヨーロッパってこんな感じかな?って暗さがあったけど、地理的には中央ヨーロッパ。旧歴史地区は世界遺産になってるはずなんだけどな。ケバブ屋さんばかりが目立って、夜のザルツブルクはちょっと怖かった
ノイシュヴァンシュタイン城
朝食後、私達はすぐにチェックアウトして、車を飛ばします。何故なら、天気予報によると今日だけなんです。晴れるの!そして、私の最も重要な目的なんです。ノイシュバンシュタイン城見学!ここはフッセンという街からバスで来ることができます。 ディズニーが眠れる森の美女の城を建築する際にモデルとして使用されるくらい美しい城です。
太陽ってなんて美しいのかしら。雪景色でも、太陽があると、とても綺麗に見える!
み、見えた!あれがノイシュヴァンシュタイン城だぁ!なんて雪景色が似合うのかしら。冬に来て本当に良かった。駐車場に車を置いて、チケットセンターまではほんの数分。そこからお城まで山道を徒歩で約20分??山道??
これに乗りました。6€だけど。隣の席のおじさんは五人家族で馬車だけで30€だって嘆いていたわ。この馬車を使っても最後の5分は山道を登ります。
たくさんの観光客が来ています。ここは、ツアーに参加しないと中に入れません。私は英語ガイドにしたけど、日本語のオーディオガイドもありました。日本人の団体ツアーもいましたよ。ミュンヘンからの日帰りツアーかな。
入り口で自分のツアーを待ちます。下のチケットセンターでチケットを買う時に、ここを登る時間を見込んで購入してね。残念ながら城内は撮影禁止でした。
後、中はひたすら階段を登るので、歩きやすい靴が必要です。狭い螺旋階段よ。帰りにはいくつかのスーベニアショップを通らないと出られません。見学もほんの一部しか出来なくて、ちょっとがっかり。
帰りは頑張って歩きました。20分!歩いている途中でホーエンシュバンガウ城が見えます。
ホーエンシュバンガウ城とノイシュヴァンシュタイン城、博物館のセット券あります。時間がある人はセットで行ってみてください。
ノイシュヴァンシュタイン城は19世紀にバイエルン王のルートヴィッヒ二世が建てた城です。趣味で。
軍の拠点でもなく、外交や政治の拠点となる宮殿でもない。彼の趣味で作ったの。中にはヴィーナスの洞窟があるくせに聖堂がないとか。居住性や実用性がないお城になりました。一見、伝統的な建築様式に見えるけど、鉄骨とコンクリートとモルタル。耐久性も考えなかったみたいよ。結局、彼はこの他にも自分の中世の憧れから、城の建築、計画で金を使いまくり、精神病にされ統治不能と、軟禁されちゃう。彼がノイシュヴァンシュタイン城に住めたのは172日間。軟禁生活が始まった翌日に謎の死を遂げてしまった。
冬の間、マリエン橋は雪のため封鎖されるんだけど、マリエン橋から撮影すると一番美しいとされているので、試しに友人は雪道を登りました。マリエン橋自体には監視員がいて入ることは出来なかったけど、橋の近くから撮影した写真がこれ。中に入って、城の塔から眺める湖の風景は素晴らしく、あの風景は他では見られません。
一冊の本を自分用に購入しました。日本に帰ってからも思い出してニヤニヤしよっと。
リンダウ 早朝のボーデン湖
皆様、明けましておめでとうございます。昨年は私の支離滅裂な文章にも関わらず、暖かく見守って頂き、厚く御礼申し上げます。今年も、美味しいものをたくさん食べて、世界のあちこちにフラフラと現れていきたいと思ってます!
早朝のボーデン湖。英語だとlake Constance です。ヨーロッパに来てから、初めて朝日を見ることが出来た。
灯台の向かいにはライオン像が港を見守ってます。ライオンはバイエルンの象徴だもんね。晴れたんだけど、寒い!ちょっと外にいると耳が痛くなる!遊覧船もあるみたいだけど、早朝過ぎて動いてない。
リンダウ駅。ミュンヘンから鉄道を利用して来ることが出来ます。ドイツの鉄道は改札口がありません。もちろん切符は買わなくてはいけないんだけど、チェックしに来た時に切符を持ってないと、すごい大きい金額の罰金を払うことになる。チェックに来る人は車掌ではなくて、普通の服を来た人で、え、この人が?って感じ。
旧灯台。どうやらクリスマスマーケットはここで開催されるらしい。昨日もやってたのかな?
早朝の凍え死にそうな散歩の後は、ホテルで朝食です。
ここのホテルは食事が良かった。ホテルヴィス ア ヴィスというホテルです。可愛いお姉さんが、朝食会場の入り口で卵の焼き方を聞いてくれます。ヨーロッパに来て初めてよ。
果物は綺麗にカット。果物は今までカットされずにそのまんま出てきた。
スイーツというか、デザートというか、食べ過ぎてお腹いっぱい。やっぱり、パンが美味しい!お部屋も今までの中では広くて快適。相変わらず、バスタブはないけど。
ジャムの種類がすごく多い。
リンダウなんて、ものすごくついでに来たんだけど、おまけに、オーストリアかな?なんて思って来たけど、冬ではなく夏に訪れるにはいい街だと思う。