JJtortueのWonderful Life

小さな田舎町に住んで、働いてるけど、私が見て、経験した事を綴ります。

1人ぼっちのパリ カルーゼル凱旋門

さぁ、疲れたけど私の今日の1番来たかった場所、ルーブル美術館です。歩き疲れていたので、オルセーから10分以上かけて歩いて来ました。セーヌ川沿いをゆっくり歩いて、お天気が良かったので、パリ の街並みを眺めながら。

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船に乗った陽気な観光客が手を振ってくれます。すごくたくさん載ってるよね。私も乗ってみたいな。

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ルーブル美術館です。ガラスのピラミッドだぁ!ピラミッドの所に入り口があるんだけど、50人くらい並んでたかな。私は敢えてそちらには向かわずに反対方向に歩きます。

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これはルーブル美術館の敷地内にあるカルーゼル凱旋門。ナポレオンが最初に建てた凱旋門で、エトワール凱旋門の約半分の大きさ。そして、もちろんセーヌ川岸に含められる世界遺産です。上に飾られている像はナポレオンがヴェネツィアから奪って来た古代の馬の像、本物はすでに返還済みで、1906年に新たに設置されたものです。ナポレオンは戦争の勝利記念の割に小さかったこの凱旋門が嫌で、エトワールを建てたそうです。この凱旋門の隣に地下鉄の入り口があります。そこから降りて行くと、ルーブルの誰も並んでいない入り口があるんです。ピラミッドの所のメインエントランスとは雲泥の差の待ち時間。カバンの中身を係員に見せたら、そこはもう半分ルーブル美術館なんです。何故半分かと言うと、セキュリティチェックの先は隣接しているショッピングセンターと繋がっているホールになっていて、本当のルーブル美術館のチケット売り場や、案内はもっと奥にあるからです。

私が行った時は、元SMAP香取慎吾さんの個展が開催されていました。そう言えば、ニュースで見たな。

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場所はルーブル美術館というより、ルーブルの敷地内。ただ展示してある感じで、見学するのはもちろん無料。日本のマスコミかな?と思われる方が数人、写真を撮っていたけど、人はあまり多くなかったので、せっかくだから見学しました。

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凄いよね。私も芸術の才能があればなぁ。彼の知名度もあるだろうけど、パリ で自分の個展が出来るなんて。まぁ、元気がありそうな、カラフルな作品が多かったな。ステージ衣装みたいなのもあった。彼がデザインしたんだろうなぁ。NAKAMA DES ARTS って個展の名前にしたのね。

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案内表示は上や、壁に英語でもフランス語でも書かれていたので、迷うことはありません。museと書いてある方が美術館です。大丈夫!英語が分からないから案内を見ても、きっと迷う!とか心配している人もいるかもしれないけど、大丈夫!駅は電車の絵が、レストランはスプーンとフォークが書かれていたりするので、迷いません!安心して。大丈夫!

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ここのフードコートはガイドブックにも載っていたので、時間は中途半端だけど、行って何か食べます!フランスではフードコートはとても珍しいんですって。

 

 

 

1人ぼっちのパリ オルセー美術館

オランジュリー美術館から疲れた足を引きずってオルセー美術館へ向かいました。セーヌ川を挟んで向こう岸に見える近さなんだけど、なんせクタクタなんで。

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10分くらいかな。もし、このブログを見てフランスの観光ルートの参考にする人がいたら、先にオルセーに行くべきです。オルセー、オランジュリー、ルーブルの順に行くべきだったわ。ここはオランジュリーよりも人が多くて、並んでました。でも係の人にミュージアムパスを持っているけど、優先入場はありますか?と聞いたらあった。セーヌ川とは反対方向の入り口。並んでいたのはチケット売り場。優先レーンは待ち時間0で入れた。

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ここはパリ 万博の時に開業したオルセー駅でした。手狭になった事から、駅としての役目を終え、1970年代に保存活用策が検討を始め、1986年に19世紀の美術品を展示するオルセー美術館が開館しました。

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入り口から見たオルセー美術館です。パンフレットで見たままの風景が広がっています。そして、太陽の光を取り入れるドーム型の特徴ある建物。ここは館の方針で基本的に1848年から1914年までの作品を展示しています。それ以前はルーブル、それ以後はポンピドゥセンターと役割が決まっています。

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色々な場所に、元々は駅だったと言う面影がある有名な大時計も、駅を思わせる物の1つです。

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私がここで素敵だなぁと感じたのは彼の作品。そうゴッホさんです。

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こちらは作品を写真撮影できます。うちのリビングに飾りたいけど、高いんだろうなぁ。

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ミレーの作品もありました。これは有名な絵画よね。額縁も素敵です。この美術館にはカフェやレストランもあって、とても人気なんですって。

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このシロクマの後ろがカフェです。ここは木曜日が夜間開館の日です。夜の9時まで開いているので、夜が空いていて狙い目だそうですよ!私はミュージアムパスで入ったけど、ここの入館料は14€。オーディオガイドは5€。木曜日以外は夕方の6時閉館なので気を付けて下さいね。フランスの閉館時間は職員が帰る時間なので、少し早めに行っておいて。

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彫刻作品も多くて、見応えがありました。クタクタだけど来て良かった。

 

1人ぼっちのパリ オランジュリー美術館

パリ の3大美術館はルーブルとオルセー、そして国立近代美術館です。その他にも小さくて素晴らしい美術館が数多くあるのは、芸術の都として名高いパリ だからこそ。このオランジュリー美術館も小さいながらもチェイルリー公園の中、コンコルド広場前、ルーブルとオルセーのすぐ近くという立地の良さに加えて、モネの睡蓮という名画の展示が素晴らしいという評判にあります。

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元々オランジュリー美術館は、ナポレオン3世が建てたオレンジの栽培小屋で、その造りは太陽の光をたくさん取り入れていたので、モネの希望もあり美術館にしました。睡蓮はモネの代表作で、最後の作品です。オープンはモネの死からすぐの1927年。60年代に改築や増築で睡蓮の間には太陽光が入らなくなってしまっていたのを2000年から6年に渡って改装されて今の形になりました。

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モネは死の直前まで、この睡蓮の8連作を描き、家族に先立たれた悲しみを癒そうとしていたのね。

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睡蓮の展示室の中央には楕円形の椅子が置かれているので、そこに座って様々な角度からこの睡蓮を見ることが出来ます。モネは晩年に視力を失いかけたらしく、これ睡蓮?と思うところもあるけど、光の描き方が素晴らしい。視力の落ちた目でも光は認識出来たんでしょうね。

地下にはカフェとミュージアムショップ、そしてルノワールピカソと言った作品の展示もあります。

この小さなオランジュリー美術館はミュージアムパスが使用出来て、尚且つ優先入場もありだけど、私の行った時には特に行列もなくスムーズに入場出来ました。午前中から歩き詰めでクタクタで、睡蓮だけじっくり見て、退散してしまいました。パリ 散策のスケジュールは、ゆっくりしたスケジュールを組むのをお勧めします。そして地下鉄だけではなくバスなども駆使して観光するのがいいわね。

 

次は元々は駅舎だったことで有名なオルセー美術館に向かいます。セーヌ川を挟んで、向こう岸に見えます。

 

 

 

 

1人ぼっちのパリ チェイルリー公園とコンコルド広場散策

ノートルダムの見学を終えると、ちょうど12時くらい。お腹が空いたと言うより、疲れたぁ。座って休憩したいと言うことでパリでやってみたかった事の1つだった、公園でランチに挑戦しました。

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ノートルダムの前が小さい公園になっていたので、クロックムッシュを1つ購入して、ボケーっとしてかじってました。今頃、日本は何時かな?とか亀吉はちゃんとご飯食べてるのかな?とか。トーストしたパンにハムとチーズが挟まっているだけの簡単なサンドイッチだけど、お天気にも恵まれリラックス出来ました。植え込みにネズミがいたのが、ちょっと嫌だった。

 

午後は美術館を巡ります!RERでオルセー美術館駅まで。あまり治安が良くないと聞いていたので、ドキドキだったけど、異臭もないし、不審者もいなかったわよ。

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こんな列車に乗りました!

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Googleマップを頼りに歩きます。再びセーヌ川を渡りました。観光船が通ったけど、観光客がたくさん乗ってました。

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橋桁に名前の入った南京錠がたくさん付いてます。こんな所にね。私的には誰が外すのか知らないけど迷惑行為だわ。なんて思っちゃう。でも恋人同士やハネムーンでパリ に訪れていたら、愛の証とか残したいわよね。でも、こんなの無くても続く人は続くし、別れる人は別れるけど。あーん、もしかしておばちゃんの考え方かなぁ。昔はどうだったかしら?

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橋を渡ったらチェイルリー公園。いつのまにか、目的地がオルセーからオーランジュリー美術館へと変わっていたわ。ま、どのみち両方行こうと思ってたけど、チェイルリー公園はたくさんの人がいて、地元の人は走ったり、ベンチで日光浴してたり、午後のひとときを好きな事をして過ごしているみたい。なんとなく、ゆっくり時間が流れてる気がする。

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コンコルド広場のオベリスクが見えてきました。たくさん歩いたなぁ。足がクタクタだ。ここは初めルイ15世広場と呼ばれ、フランス革命時には革命広場と名を変え、そしてコンコルド広場にと、名前が変わっています。パリで最大の広場で、革命時はマリーアントワネットを含めて1500人以上の人が斬首された場所です。現在のコンコルドとは調和という意味です。

有名なのがオベリスク。このオベリスクはエジプトのルクソール神殿から運ばれて来ました。現在もルクソール神殿の左側には1本が残っているそうです。

私はコンコルド広場が目的ではないので、このままオランジュリー美術館へ向かいます。ただ、コンコルド広場はタクシーに乗っても、バスに乗ってもよく前を通ります。すごくステキな噴水もあるのでゆっくり見学出来る人は、オベリスクも噴水もじーっくり見てみることをお勧めします。

すごーく大回りしたのか、すでにクタクタです。まだ、これから美術館を歩き回るのに!少し、チェイルリー公園の噴水脇のベンチでパリジャンに混ざって休憩します。

 

 

1人ぼっちのパリ ノートルダム大聖堂

サントシャペルの見学を終えても、まだ午前中です。サントシャペルから歩いて5分もかからない所にノートルダム大聖堂があるので、そちらに向かいました。本当にすぐで、こんなに近くに観光名所が揃っているなんて助かるわぁ。

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あったぁー!ここも代表的なゴシック建築で、外から見ても薔薇窓が素敵。入場だけならお金はかかりません。さすがに、たくさんの観光客がいるわ。

ノートルダムとは聖なる貴婦人という意味で、聖母マリアのことなのよね。ここだけではなく、ルクセンブルクでもノートルダム寺院を見たわ。竣工は1345年。代表的なゴシック建築。有名なのはナポレオンの戴冠式ノートルダムの鐘かしら。

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これはユダヤイスラエルの王28名の彫像です。正面のファザードね。入場にすごく並んでいるんだけど、ここには優先レーンがないのでおとなしく並びましょう。私が並んだ時には、団体さんが重なって50人くらい並んでいたけど、あくまでもセキュリティチェックだけなの。だから、すぐに列は進みますので、諦めずに並んでみましょう。中に入ったら、帽子やフードは取る。静かに見学する、フラッシュ撮影はしないのが、どこの教会でも見学のマナーとされていますので、外国で恥となる行為は慎みましょう。ガイドが言語の国旗を持ってるの。スペイン、イタリア、イギリス、中国、日本、夏休みシーズンではないので年配の人が多かった。

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ファザードに入り口らしきアーチが3つ見えると思うんだけど、左から聖母マリアの門、最後の審判の門、聖アンナの門となっており、これは最後の審判の門です。

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ここは約9千人を収容出来ます。私は何年か前のパリで起こったテロの時に、市民が集まってロウソクや花を手向けていたのを思い出します。

ここもフランス革命時には、宗教を批判する市民により廃墟となってしまったけど、ヴィクトル ユーゴーノートルダム ド パリが出版されて、1864年に修復されました。セーヌの河岸として世界遺産に登録されてます。

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ゴシック建築はステンドグラス使いが特徴よね。1日の中で日の位置により様々な色を内側にもたらせてくれる。1枚ずつ聖書の物語が描かれて、見ていて飽きない。

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有名なのは薔薇窓は3つあります。中はとても薄暗いので、あまり綺麗に撮影出来てないけど。

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パイプオルガンの後ろに隠れて、よく見えなかったのもある。

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薔薇窓だけじゃなくて、キリストの生涯を描いた浮き彫りの障壁彫刻もすごく素敵でした。オーディオガイド借りれば良かった。後悔!

東京の0地点は日本橋というのは有名だけど、パリの0地点はこのノートルダム大聖堂だそうです。1区じゃないんかい!と思ったのは私だけ?でも、ここがパリの本物の中心なのね。

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聖母マリア

ここは屋上に登ることが出来ます。登るには10€かかりますが、ミュージアムパスを持っていれば、そのまま入れますが、私は疲れたので行かなかった。午後は美術館巡りをする予定なので、なるべく歩きたくなかったの。塔の上には、キマイラ像や、あのノートルダムの鐘があるので、登ってみてください。上にいられる人数に制限があるので行列は必至。朝一に訪れるか、団体がいなくなる夕方はどうかしら?

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セーヌ川方面のファザードは、正面と印象が違いました。単純にゴシック!って感じではなく、繊細な部分も見える。建築に200年かけただけあるわよね。

教会2箇所連続で、神聖な気分になったかな?

 

 

 

1人ぼっちのパリ サントシャペル

コンシェルジュリーから外に出てみると、サントシャペルはすぐ隣にあった。

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サントシャペルは聖なる礼拝堂という意味だそうです。ちなみに、コンシェルジュリー前で目的地に到着したとしたgoogleMAPは海外でナビとして使うのには精度がイマイチと書いてある記事を見つけた。先に知ってたらなぁ。

サントシャペルの入り口は通り沿いではなく、奥に入った所にありました。

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こちらには観光客がたくさんいて、案内もあるし人も立ってる!よかったぁ!入り口には30人程度が並んでいました。ここでようやくミュージアムパスの本領発揮!誰もいない優先レーンを進みます。待ち時間0分!典型的なゴシック建築!1248年建築ですよ。まぁ、この国は革命やら戦争やらでその当時の建物である訳はなく、19世紀に再現された物なんだけど、それでも薔薇窓やスタンドグラスは本当に素晴らしい。ここは王様がキリストに纏わる収集物を保管するために作らせたのが始まりで、その収集物はあまり残ってないんだけど、美しい教会として有名になり、パレ ド ジャスティスとして登録されています。ここには観光客がたくさんいました。

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ファザードです。お天気が良くて嬉しい!

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入り口から入ってすぐは、ショップやらオーディオガイドやらが並び、1階を見ると??ステンドグラスは?って思うの。だって、普通はここに広がると思うじゃない!

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それがね、この人が1人通るのが精一杯の細い階段を進みます。

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突然、目の前に広がる光景。広くないんです。今まで沢山の教会を見てきたけど、広くないどころか、狭いの。そこに50人以上の観光客。そして、部屋全体に広がる美しいステンドグラス!これが見たかったの。赤と青を基調としており、広さは600m2だそうです。この2階の部分は王とその家族専用。1階は召使いのための礼拝堂だったんです。

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素敵。この部屋には各言語で書かれた説明がクリアファイルに入っておいてあるので、時間があると読んでみるといいわ。部屋の端に椅子が並べられていて、そこでジーっと読んでいる人が沢山いました。

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ため息しか出ません。インスタ映えするわよねぇ。

中は薄暗く、外の日の光で輝いて見えるわ。ステンドグラスには1つ1つに物語が刻まれていて、全部で1134もここにはあるそうです。不思議な事に、長い時間をかけて見ていても飽きないの。

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振り返ると、薔薇窓。この教会は年間を通して、コンサートが開催されているそうです。コンサートの時はなんと、この薔薇窓の下の大きなドアから、ここに入場出来るという特典付きです。パリの教会はクラッシック音楽のコンサートを開催している所がとても多くて、チケットに余裕があれば当日に窓口で購入することが出来ます。その時は1階は見られないそうです。

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また、狭い階段を降りて外に出ると、行列が長くなっていました。ここは、本当にお勧めします。ぜひ、パリを訪れることがぜひ、ここのサントシャペルに足を運んで頂きたいと思います。

 

1人ぼっちパリ コンシェルジュリー

嫌な思いもしたけれど、外から見たコンシェルジュリーは美しく、とても牢獄だった場所に見えません。おまわりさんがいたのは、建物の一部が警視庁の一部として使われているから。コンシェルジュリーには罪はないので、せっかく入場したので、ゆっくり見学することにしました。

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元々は宮殿として使用されていたけど、シャルル5世によって放棄されてから、牢獄として使用が始まりました。フランス革命の後には革命裁判所が隣接され、2年間で2780名が死刑。王族や貴族がことごとく収容され、このコンシェルジュリーをギロチン控えの間と呼んだらしいです。

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入ると衛兵の間と呼ばれる兵士の食堂になっていた場所です。ここでセキュリティチェックを受けます。

無料のトイレもあります。ヨーロッパのトイレ事情を考えると借りておいた方がいいかも。

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やはり、ここはマリーアントワネットが主役ね。彼女が処刑されるまでの最期の時をここで過ごしています。夫である国王が処刑された後も、彼女は外国との交渉手段として生かされていました。ここは有料の牢獄で、1番酷い部屋は藁がひいてあるだけ。少しいい部屋にはベッドがあり、お金持ちの部屋には机や椅子もあったそうです。

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5月の庭と言われる中庭です。女性の囚人は短い時間に散歩を許され、鉄格子を挟んで男性の囚人と話をすることも出来ました。ここを通って、マリーアントワネットもコンコルド広場の処刑場に向かったのね。私はきっとここに入る時の詐欺師オヤジの件で動揺しており、順路を見失っているみたい。

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中で迷子。マリーアントワネットの独房とか見られなかった。ここはどこ?状態な私。多分、大法廷のあった場所。もう、すごく空いてるんだけど、空気が重いし。なんとなく怖い場所です。

カーネーション事件というのをご存知でしょうか?

簡単に言うとマリーアントワネットを脱獄させて、ドイツに亡命させようとした奴がいて失敗。看守が買収されているにも関わらず、裏切ってマリーの行く手を遮ったのね。その事件があってから、マリーの境遇はますます厳しくなり、散歩も禁止、24時間、ものすごく近くから2名の男性看守の監視を受け、看守と話す事も禁止されたって。着替えも食事もトイレさえも看守に見守られながらの生活。死んだ方がマシって考えるわよね。

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牢獄っぽい。ここは観光客よりも学校の授業で訪れた感じの学生さんの集団がたくさんいました。

動揺して、順路すっ飛ばしちゃったのが残念。でもまた初めから周る気になれない。嫌な想いをした場所からとっとといなくなりたいと思って、ここから逃げ出した。被害額は15€。国際貢献だと思って忘れよう。