JJtortueのWonderful Life

小さな田舎町に住んで、働いてるけど、私が見て、経験した事を綴ります。

1人ぼっちのパリ ルーブル② ドゥノン翼

ルーブル美術館の各ウイングに行く前のロビーにたくさんの言語で書かれたパンフレットが置いてあります。もちろん日本語もあるので、1枚貰ってね。

f:id:JJtortue:20181028210021j:image

ドゥノン翼に入りました。ここが1番人気のあるウイングだそうです。私の失敗は、まずオーディオガイドを借りてその通りに進めばいいだろうと考えて行ったこと。午後3時頃だったと思うけど、日本語のオーディオガイドはもうないと言われた。そんなことあるの?それとも意地悪?最初から私の計画は頓挫してしまいました。こうなったら、パンフレットを見ながら進むしかない。

f:id:JJtortue:20181028210809j:image

最初に見つけた名の知れた作品は、アモルの接吻で蘇るプシュケです。愛の神アモルと美しい乙女プシュケです。プシュケの美しさに嫉妬した美の女神ヴィーナスが息子のアモルに1番醜い男と恋に落ちるようにしろと命じました。でもアモルはプシュケに一目惚れしちゃうのよ。まぁ、色々あって2人は結ばれるんだけど、アモルは絶対に自分の顔を見てはいけないとプシュケに言うの。でも好奇心旺盛な彼女はある晩、ランプで恋人の顔を見てしまうの。約束を破った彼女にアモルは激怒するの。そして、彼女は彼を探しに行くんだけど、ヴィーナスが彼女に試練を与えるの。それは絶対に開けてはいけない小瓶を持って帰ることでしたが、ここでもプシュケはそれを開けてしまいます。プシュケは仮死状態になった所にアモルが駆けつけたという場面です。

アントニオ カノーヴァの作品です。まるで生きてるように思わせるわよね。大理石に生命を吹き込んだよう。この作品は発表直後から大人気でレプリカもすごく多いとのこと。はぁ、ため息しかでない。

 

えー、ルーブルは迷うので予習を!とガイドブックにも書いてあるし、そういうブログもたくさん見ましたが、私は大丈夫でしょ。とか思ってました。でも迷いました。パンフレットの地図を見ながら移動してるのに、自分がどこにいるのかも分からないの。頭の中は???がたくさん。

f:id:JJtortue:20181028214137j:image

そして、写真が下手過ぎるけど、カナの婚礼ですね。パオロ ヴェロネーゼの作品です。私達日本人はカナが女性の名前に聞こえるけど、地名です。カナと言う場所での婚礼でイエスは水をワインに変えると言う奇跡を披露しました。それはイエスの最初の奇跡とされ、弟子達がイエスが神の子であると信じ始めたきっかけとなった出来事です。

この頃の婚礼の宴は1週間続いたと言われ、途中でワインがなくなってしまったのを、聖母マリアがイエスに言います。初めイエスはまだ私の出る幕ではないと言うんだけど、使用人に大きな水瓶に水を入れて世話役に持っていけと言うの。世話役の所に行くと、すでに水は上質なワインに変わっていたという聖書の話を描いたものです。

色使いが斬新で、すごく綺麗でした。 有名な作品だけど、モナリザのすぐ近くにあって、大きさをつい比較しちゃう。元々はヴェネツィア修道院の壁にあった物をナポレオンがルーブルに運んだと言われる作品です。

 

f:id:JJtortue:20181028221226j:image

これを探すのに迷った!地図には載ってるんだけど、なかなか辿り着けなくて半分諦めかけていた時にあれ?何故ここに?見れて良かったぁ。

これはルーブルで2番目に大きな絵画です。超有名な絵画、ナポレオンの戴冠式ですね。作者はジャック ルイ ダヴィッド。彼の事はよく知りませんが、ナポレオンの首席画家だったそうで、政治的にナポレオンを敬愛していました。

当時、キリスト教国家であったヨーロッパの国々はまず、神と同格のローマ法王、その下に各国の国王、その下が皇帝なのです。戴冠は位の上の人が即位の承認として冠を授ける事です。ナポレオンは神と同格のローマ法王をフランスに呼びつけました。普通ならナポレオンがバチカンに赴くのですが。そして、ナポレオンの戴冠式なのに、ナポレオンがジョセフィーヌに戴冠しているじゃん!って思いませんか?ナポレオンはわざわざフランスにローマ法王をフランスに呼びつけたにも関わらず、自分で自分に王冠を被せたのです。ダヴィッドは自分で冠を被った瞬間のナポレオンを描こうとしたけど、ジョセフィーヌがそれは挑発的過ぎると進言して書き直されたらしいですよ。この絵には修正の跡があると有名な話があるけど、私には分かりませんでした。

 

そして気付きました。この調子で観ていたら、私は本当に残りの時間をすべてルーブルで過ごしても終わらないでしょう。こりゃ、あと何回この美術館に来たらいいのか。と途方に暮れたわ。

 

 

1人ぼっちのパリ ルーブル美術館①

美術館に入る前に、同じ敷地内のショッピングセンターにあるフードコートで腹ごしらえです。時間もズレていたせいか、空いてました。

f:id:JJtortue:20181028065250j:image

アジアンフードのお店はあった。スペイン料理、イタリア料理、ハンバーガー店とある中で私はパエリアを注文。前にバルセロナで食べたパエリアを思い出したのよ。

f:id:JJtortue:20181028065439j:image

クレームブリュレとコカコーラと3品で17€。パリ は本当に外食費が高い。円にすると2200円だもん。

まぁ、チキンも大きくてエビもあって、豪華だけどね。でも、お米が食べられて幸せ。

私が最後にルーブルに来たのは、この日は夜間開館の日で夜の9時までオープンしているからなんです。

ネットで色々調べたら、さすがに世界一の入館者数を誇る美術館で、空いてる日なんてないと言うことが判明。この時は夏休みも終わった後なので、比較的、空いてる時期ではあったみたいだけど。

 

f:id:JJtortue:20181028070834j:image

ピラミッドの下の逆ピラミッドです。

ルーブル美術館は、元々は12世紀に建てられた宮殿。ルイ14世ヴェルサイユに宮殿を移して、宮殿の役目を終えました。美術館としては1793年8月10日開館。ルイ16世の処刑の1年後。まぁ、元々は宮殿と言うこと、全ては王室の財産だったのが、フランス革命で国有財産へ変わったのね。国は市民による美術品の破壊や略奪を恐れて、早々に美術館にしました。最初は王のコレクションに亡命した貴族のコレクションや教会から没収した美術品、その後、ナポレオン1世がやりたい放題で外国から略奪して来た美術品が増えた。ナポレオン失脚後に返還させられているけど、未だに未返還だったり、条約の代わりにもらったり、交換したりと、残った美術品もあります。有名なのが カナの婚礼。後からお金を払って買い取ったのもあるそうです。

f:id:JJtortue:20181028073820j:image

第2次世界大戦の時などは、ほとんどの美術品は避難しました。1940年代にドイツから解放された後に、美術品は戻り、1980年代のパリ 改造計画で、ガラスのピラミッドが制作され、ショッピングセンターがオープンして、現在では38万点のコレクションを1日15000人が来場、うち外国人観光客が65%を占める、世界一の美術館と言っても過言ではない美術館になりました。現在は国からもらう補助金は主な収入源ではなく、映画の撮影、美術品の貸し出しなど、営業活動も活発で、ルーブル アブダビルーブルの名称を30年使用出来る権利は4億€だそうです。

 

ここも、当然にミュージアムパスが使用出来ます。

f:id:JJtortue:20181028075824j:image

入場は各翼、ジュリー翼、リシュリー翼、ドゥノン翼と別れており、パンフレットも音声ガイドも別れていて、チケットの提示は翼を移動する毎にあります。音声ガイドは5€なので、翼を全て回るなら15€必要になるって事。私が行った時は日本語の音声ガイドはすでになくなっていました。

私は、まずドゥノン翼に向かいました。ここには、サモトラケのニケやナポレオンの即位、そしてモナリザがあります。全ての作品をじっくり見ると1週間通っても足りないらしいので、ある程度は目的とするものが、どこにあるのか事前に調べておかないと絶対に迷います。私は調べていても迷った。ちなみに、1日15000人も人が集まると嫌になるのか、それとも元々のフランス人気質なのか、スタッフは全てつっけんどんって感じです。多分、外国の常識なんでしょうね。

 

1人ぼっちのパリ カルーゼル凱旋門

さぁ、疲れたけど私の今日の1番来たかった場所、ルーブル美術館です。歩き疲れていたので、オルセーから10分以上かけて歩いて来ました。セーヌ川沿いをゆっくり歩いて、お天気が良かったので、パリ の街並みを眺めながら。

f:id:JJtortue:20181026144614j:image

船に乗った陽気な観光客が手を振ってくれます。すごくたくさん載ってるよね。私も乗ってみたいな。

f:id:JJtortue:20181026144739j:image

ルーブル美術館です。ガラスのピラミッドだぁ!ピラミッドの所に入り口があるんだけど、50人くらい並んでたかな。私は敢えてそちらには向かわずに反対方向に歩きます。

f:id:JJtortue:20181026145223j:image

これはルーブル美術館の敷地内にあるカルーゼル凱旋門。ナポレオンが最初に建てた凱旋門で、エトワール凱旋門の約半分の大きさ。そして、もちろんセーヌ川岸に含められる世界遺産です。上に飾られている像はナポレオンがヴェネツィアから奪って来た古代の馬の像、本物はすでに返還済みで、1906年に新たに設置されたものです。ナポレオンは戦争の勝利記念の割に小さかったこの凱旋門が嫌で、エトワールを建てたそうです。この凱旋門の隣に地下鉄の入り口があります。そこから降りて行くと、ルーブルの誰も並んでいない入り口があるんです。ピラミッドの所のメインエントランスとは雲泥の差の待ち時間。カバンの中身を係員に見せたら、そこはもう半分ルーブル美術館なんです。何故半分かと言うと、セキュリティチェックの先は隣接しているショッピングセンターと繋がっているホールになっていて、本当のルーブル美術館のチケット売り場や、案内はもっと奥にあるからです。

私が行った時は、元SMAP香取慎吾さんの個展が開催されていました。そう言えば、ニュースで見たな。

f:id:JJtortue:20181026202457j:image

場所はルーブル美術館というより、ルーブルの敷地内。ただ展示してある感じで、見学するのはもちろん無料。日本のマスコミかな?と思われる方が数人、写真を撮っていたけど、人はあまり多くなかったので、せっかくだから見学しました。

f:id:JJtortue:20181026202747j:image

f:id:JJtortue:20181026202840j:image

凄いよね。私も芸術の才能があればなぁ。彼の知名度もあるだろうけど、パリ で自分の個展が出来るなんて。まぁ、元気がありそうな、カラフルな作品が多かったな。ステージ衣装みたいなのもあった。彼がデザインしたんだろうなぁ。NAKAMA DES ARTS って個展の名前にしたのね。

f:id:JJtortue:20181026203156j:image

案内表示は上や、壁に英語でもフランス語でも書かれていたので、迷うことはありません。museと書いてある方が美術館です。大丈夫!英語が分からないから案内を見ても、きっと迷う!とか心配している人もいるかもしれないけど、大丈夫!駅は電車の絵が、レストランはスプーンとフォークが書かれていたりするので、迷いません!安心して。大丈夫!

f:id:JJtortue:20181026203626j:image

ここのフードコートはガイドブックにも載っていたので、時間は中途半端だけど、行って何か食べます!フランスではフードコートはとても珍しいんですって。

 

 

 

1人ぼっちのパリ オルセー美術館

オランジュリー美術館から疲れた足を引きずってオルセー美術館へ向かいました。セーヌ川を挟んで向こう岸に見える近さなんだけど、なんせクタクタなんで。

f:id:JJtortue:20181025220312j:image

10分くらいかな。もし、このブログを見てフランスの観光ルートの参考にする人がいたら、先にオルセーに行くべきです。オルセー、オランジュリー、ルーブルの順に行くべきだったわ。ここはオランジュリーよりも人が多くて、並んでました。でも係の人にミュージアムパスを持っているけど、優先入場はありますか?と聞いたらあった。セーヌ川とは反対方向の入り口。並んでいたのはチケット売り場。優先レーンは待ち時間0で入れた。

f:id:JJtortue:20181025220755j:image

ここはパリ 万博の時に開業したオルセー駅でした。手狭になった事から、駅としての役目を終え、1970年代に保存活用策が検討を始め、1986年に19世紀の美術品を展示するオルセー美術館が開館しました。

f:id:JJtortue:20181025221315j:image

入り口から見たオルセー美術館です。パンフレットで見たままの風景が広がっています。そして、太陽の光を取り入れるドーム型の特徴ある建物。ここは館の方針で基本的に1848年から1914年までの作品を展示しています。それ以前はルーブル、それ以後はポンピドゥセンターと役割が決まっています。

f:id:JJtortue:20181025225222j:image

色々な場所に、元々は駅だったと言う面影がある有名な大時計も、駅を思わせる物の1つです。

f:id:JJtortue:20181025231020j:image

私がここで素敵だなぁと感じたのは彼の作品。そうゴッホさんです。

f:id:JJtortue:20181025231134j:image

こちらは作品を写真撮影できます。うちのリビングに飾りたいけど、高いんだろうなぁ。

f:id:JJtortue:20181025231312j:image

ミレーの作品もありました。これは有名な絵画よね。額縁も素敵です。この美術館にはカフェやレストランもあって、とても人気なんですって。

f:id:JJtortue:20181025231530j:image

このシロクマの後ろがカフェです。ここは木曜日が夜間開館の日です。夜の9時まで開いているので、夜が空いていて狙い目だそうですよ!私はミュージアムパスで入ったけど、ここの入館料は14€。オーディオガイドは5€。木曜日以外は夕方の6時閉館なので気を付けて下さいね。フランスの閉館時間は職員が帰る時間なので、少し早めに行っておいて。

f:id:JJtortue:20181025232226j:image

彫刻作品も多くて、見応えがありました。クタクタだけど来て良かった。

 

1人ぼっちのパリ オランジュリー美術館

パリ の3大美術館はルーブルとオルセー、そして国立近代美術館です。その他にも小さくて素晴らしい美術館が数多くあるのは、芸術の都として名高いパリ だからこそ。このオランジュリー美術館も小さいながらもチェイルリー公園の中、コンコルド広場前、ルーブルとオルセーのすぐ近くという立地の良さに加えて、モネの睡蓮という名画の展示が素晴らしいという評判にあります。

f:id:JJtortue:20181024151721j:image

元々オランジュリー美術館は、ナポレオン3世が建てたオレンジの栽培小屋で、その造りは太陽の光をたくさん取り入れていたので、モネの希望もあり美術館にしました。睡蓮はモネの代表作で、最後の作品です。オープンはモネの死からすぐの1927年。60年代に改築や増築で睡蓮の間には太陽光が入らなくなってしまっていたのを2000年から6年に渡って改装されて今の形になりました。

f:id:JJtortue:20181024212222j:image

モネは死の直前まで、この睡蓮の8連作を描き、家族に先立たれた悲しみを癒そうとしていたのね。

f:id:JJtortue:20181024212436j:image

睡蓮の展示室の中央には楕円形の椅子が置かれているので、そこに座って様々な角度からこの睡蓮を見ることが出来ます。モネは晩年に視力を失いかけたらしく、これ睡蓮?と思うところもあるけど、光の描き方が素晴らしい。視力の落ちた目でも光は認識出来たんでしょうね。

地下にはカフェとミュージアムショップ、そしてルノワールピカソと言った作品の展示もあります。

この小さなオランジュリー美術館はミュージアムパスが使用出来て、尚且つ優先入場もありだけど、私の行った時には特に行列もなくスムーズに入場出来ました。午前中から歩き詰めでクタクタで、睡蓮だけじっくり見て、退散してしまいました。パリ 散策のスケジュールは、ゆっくりしたスケジュールを組むのをお勧めします。そして地下鉄だけではなくバスなども駆使して観光するのがいいわね。

 

次は元々は駅舎だったことで有名なオルセー美術館に向かいます。セーヌ川を挟んで、向こう岸に見えます。

 

 

 

 

1人ぼっちのパリ チェイルリー公園とコンコルド広場散策

ノートルダムの見学を終えると、ちょうど12時くらい。お腹が空いたと言うより、疲れたぁ。座って休憩したいと言うことでパリでやってみたかった事の1つだった、公園でランチに挑戦しました。

f:id:JJtortue:20181023123339j:image

ノートルダムの前が小さい公園になっていたので、クロックムッシュを1つ購入して、ボケーっとしてかじってました。今頃、日本は何時かな?とか亀吉はちゃんとご飯食べてるのかな?とか。トーストしたパンにハムとチーズが挟まっているだけの簡単なサンドイッチだけど、お天気にも恵まれリラックス出来ました。植え込みにネズミがいたのが、ちょっと嫌だった。

 

午後は美術館を巡ります!RERでオルセー美術館駅まで。あまり治安が良くないと聞いていたので、ドキドキだったけど、異臭もないし、不審者もいなかったわよ。

f:id:JJtortue:20181023124737j:image

こんな列車に乗りました!

f:id:JJtortue:20181023124813j:image

Googleマップを頼りに歩きます。再びセーヌ川を渡りました。観光船が通ったけど、観光客がたくさん乗ってました。

f:id:JJtortue:20181023125031j:image

橋桁に名前の入った南京錠がたくさん付いてます。こんな所にね。私的には誰が外すのか知らないけど迷惑行為だわ。なんて思っちゃう。でも恋人同士やハネムーンでパリ に訪れていたら、愛の証とか残したいわよね。でも、こんなの無くても続く人は続くし、別れる人は別れるけど。あーん、もしかしておばちゃんの考え方かなぁ。昔はどうだったかしら?

f:id:JJtortue:20181023135416j:image

橋を渡ったらチェイルリー公園。いつのまにか、目的地がオルセーからオーランジュリー美術館へと変わっていたわ。ま、どのみち両方行こうと思ってたけど、チェイルリー公園はたくさんの人がいて、地元の人は走ったり、ベンチで日光浴してたり、午後のひとときを好きな事をして過ごしているみたい。なんとなく、ゆっくり時間が流れてる気がする。

f:id:JJtortue:20181023135911j:image

コンコルド広場のオベリスクが見えてきました。たくさん歩いたなぁ。足がクタクタだ。ここは初めルイ15世広場と呼ばれ、フランス革命時には革命広場と名を変え、そしてコンコルド広場にと、名前が変わっています。パリで最大の広場で、革命時はマリーアントワネットを含めて1500人以上の人が斬首された場所です。現在のコンコルドとは調和という意味です。

有名なのがオベリスク。このオベリスクはエジプトのルクソール神殿から運ばれて来ました。現在もルクソール神殿の左側には1本が残っているそうです。

私はコンコルド広場が目的ではないので、このままオランジュリー美術館へ向かいます。ただ、コンコルド広場はタクシーに乗っても、バスに乗ってもよく前を通ります。すごくステキな噴水もあるのでゆっくり見学出来る人は、オベリスクも噴水もじーっくり見てみることをお勧めします。

すごーく大回りしたのか、すでにクタクタです。まだ、これから美術館を歩き回るのに!少し、チェイルリー公園の噴水脇のベンチでパリジャンに混ざって休憩します。

 

 

1人ぼっちのパリ ノートルダム大聖堂

サントシャペルの見学を終えても、まだ午前中です。サントシャペルから歩いて5分もかからない所にノートルダム大聖堂があるので、そちらに向かいました。本当にすぐで、こんなに近くに観光名所が揃っているなんて助かるわぁ。

f:id:JJtortue:20181021180158j:image

あったぁー!ここも代表的なゴシック建築で、外から見ても薔薇窓が素敵。入場だけならお金はかかりません。さすがに、たくさんの観光客がいるわ。

ノートルダムとは聖なる貴婦人という意味で、聖母マリアのことなのよね。ここだけではなく、ルクセンブルクでもノートルダム寺院を見たわ。竣工は1345年。代表的なゴシック建築。有名なのはナポレオンの戴冠式ノートルダムの鐘かしら。

f:id:JJtortue:20181021181714j:image

これはユダヤイスラエルの王28名の彫像です。正面のファザードね。入場にすごく並んでいるんだけど、ここには優先レーンがないのでおとなしく並びましょう。私が並んだ時には、団体さんが重なって50人くらい並んでいたけど、あくまでもセキュリティチェックだけなの。だから、すぐに列は進みますので、諦めずに並んでみましょう。中に入ったら、帽子やフードは取る。静かに見学する、フラッシュ撮影はしないのが、どこの教会でも見学のマナーとされていますので、外国で恥となる行為は慎みましょう。ガイドが言語の国旗を持ってるの。スペイン、イタリア、イギリス、中国、日本、夏休みシーズンではないので年配の人が多かった。

f:id:JJtortue:20181021210546j:image

ファザードに入り口らしきアーチが3つ見えると思うんだけど、左から聖母マリアの門、最後の審判の門、聖アンナの門となっており、これは最後の審判の門です。

f:id:JJtortue:20181021203512j:image

ここは約9千人を収容出来ます。私は何年か前のパリで起こったテロの時に、市民が集まってロウソクや花を手向けていたのを思い出します。

ここもフランス革命時には、宗教を批判する市民により廃墟となってしまったけど、ヴィクトル ユーゴーノートルダム ド パリが出版されて、1864年に修復されました。セーヌの河岸として世界遺産に登録されてます。

f:id:JJtortue:20181021204255j:image

ゴシック建築はステンドグラス使いが特徴よね。1日の中で日の位置により様々な色を内側にもたらせてくれる。1枚ずつ聖書の物語が描かれて、見ていて飽きない。

f:id:JJtortue:20181021204916j:image

有名なのは薔薇窓は3つあります。中はとても薄暗いので、あまり綺麗に撮影出来てないけど。

f:id:JJtortue:20181021205451j:image

パイプオルガンの後ろに隠れて、よく見えなかったのもある。

f:id:JJtortue:20181021205619j:image

薔薇窓だけじゃなくて、キリストの生涯を描いた浮き彫りの障壁彫刻もすごく素敵でした。オーディオガイド借りれば良かった。後悔!

東京の0地点は日本橋というのは有名だけど、パリの0地点はこのノートルダム大聖堂だそうです。1区じゃないんかい!と思ったのは私だけ?でも、ここがパリの本物の中心なのね。

f:id:JJtortue:20181021210130j:image

聖母マリア

ここは屋上に登ることが出来ます。登るには10€かかりますが、ミュージアムパスを持っていれば、そのまま入れますが、私は疲れたので行かなかった。午後は美術館巡りをする予定なので、なるべく歩きたくなかったの。塔の上には、キマイラ像や、あのノートルダムの鐘があるので、登ってみてください。上にいられる人数に制限があるので行列は必至。朝一に訪れるか、団体がいなくなる夕方はどうかしら?

f:id:JJtortue:20181021211108j:image

セーヌ川方面のファザードは、正面と印象が違いました。単純にゴシック!って感じではなく、繊細な部分も見える。建築に200年かけただけあるわよね。

教会2箇所連続で、神聖な気分になったかな?