1人ぼっちのパリ モナリザ
ルーブル美術館って広くて、人が多くてまるで迷路のようで、見たい作品を目指すだけで疲れる!どうして私はルーブルの見学時間を半日しか取らなかったんだろう。
ドゥノン翼のフランス大型絵画の展示室のモリアンの階段の場所にカフェ モリアンがありました。大勢並んでいるみたいだけど、店内に席の空きがあるので、並んでみました。人の流れを見ていると、テラス席に人が流れていってたので、店内は空いてるのね。ヨーロッパの人達はテラス席が大好きなの。
お腹は空いてないし、ファーストフードのようにカウンターで注文してから、自分で席に着くスタイル。今日はオレンジジュースにしました。今まで、パリ では水が不味いと感じた事ないけど、ビンに入ったジュースが冷えていて、美味しそうに見えた。
こっちでは、飲み物に氷は入っていません。
元々は宮殿だけあって、階段や天井画もすごく素敵。日本の美術館は目の高さに1列に絵画が並ぶ展示方法が多いのかな?って思うけど、壁一面に展示されていたり、天井まで細かい細工で描かれていて、時間がどんどん過ぎていくの。朝は寒かったけど、午後になると20度を超えてるし。暑いよー!
あ、出た!たぶん1番有名な絵画ですよね。レオナルド ダ ヴィンチ作のモナリザ。噂では聞いていたけど、小さい。写真では分からないわよね。
少しは分かるかしら?人の多さと、絵の大きさが。
この絵は1500年頃の作品と言われ、フランスの国有財産です。この作品のモデルはイタリアのリザ デル ジョコンドと言う裕福な絹商人の妻で、レオナルドは新築祝いと2男出産のお祝いとして制作したと文献に書かれています。この作品が名を挙げたのは1911年8月21日にルーブルから盗まれた事で挙がった。ルーブルはこの盗難事件により7日間も閉館しました。
モナリザが戻ったのは2年後。犯人は元職員のビンセンツォ ペルージャでイタリア人でした。彼はイタリア人であるレオナルドの作品はイタリアにあるべきだと動機を話しています。結局、彼は愛国者として賞賛され懲役6ヶ月という軽い刑だったそうです。1913年にルーブルに戻りました。1956年に観客に酸を浴びせられ、同年、石が投げつけられると言う事件があったので、現在では超分厚い防弾ガラスのケースに収められました。
このモナリザ、アップにして口元を見ると、ぜんぜん笑っているように見えないの。でも、少し遠くから、少し斜めの角度から見ると微笑んでいるのよ!
これはスフマーラ技法という絵画技術だけどレオナルドほどこの技術に長けた人はいなかった。天才レオナルド ダ ヴィンチね。本物のモナリザが見れたのは本当に嬉しくて、幸せな瞬間でした。ただ、さすがに世界的な有名作品だけあって、すごく人がたくさんいました。何回でも見たい!と思える作品でした。2010年時点でモナリザの評価は7億2千万ドル日本円にすると約813億円!価値が高すぎて保険に入れないから、その分を保安費用にしてるんですって。
私も絵でも描こうかな。